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Web制作プロジェクトの進行管理|発注者がやるべきこと

この記事の対象: プロジェクトの発注側担当者
読了時間: 約5分

Web制作プロジェクトの成否は、制作会社だけでなく発注者側の対応にも大きく左右されます。「制作会社に任せておけば大丈夫」と思っていると、認識のズレやスケジュール遅延が発生し、結果的に満足のいかないサイトが出来上がることも。

この記事では、発注者が担うべき進行管理のポイントと、制作会社とのスムーズなコミュニケーション方法を解説します。


発注者が担うべきプロジェクト管理の役割

社内の窓口を一本化する

制作会社とのやり取りは1人の担当者に集約しましょう。複数の社員がバラバラに指示を出すと、情報が錯綜して混乱の原因になります。

窓口担当者の役割:
– 制作会社からの確認事項に回答する
– 社内の意見をまとめて制作会社に伝える
– スケジュールを社内に共有する

決裁者のスケジュールを押さえる

デザインの承認やサイト公開の最終確認には決裁者(社長や役員)の承認が必要です。決裁者が多忙で承認に1〜2週間かかると、その分プロジェクト全体が遅延します。

対策: プロジェクト開始時に、デザイン確認・最終確認のタイミングを決裁者のスケジュールに組み込んでおく。

素材の準備を期限通りに行う

テキスト原稿、写真、ロゴデータなどの素材提供が遅れると、制作が止まります。素材準備のガイドは「ホームページのコンテンツの作り方」をご覧ください。


制作会社とのコミュニケーション方法

定例ミーティングの頻度

週1回のオンライン定例が理想です。30分〜1時間で、進捗確認、確認事項の共有、次週のタスク確認を行います。

定例がないと、「気づいたら2週間音沙汰がない」という状況になりがちです。小さな疑問を早期に解消する場として定例は有効です。

チャットツールの活用

メールだけのやり取りはスピードが遅くなりがちです。以下のようなチャットツールを活用しましょう。

ツール 特徴
Slack チャンネル分けが便利。IT企業で主流
Chatwork 日本企業に人気。タスク管理機能つき
Microsoft Teams Office 365ユーザーに便利

制作会社が普段使っているツールに合わせるのがスムーズです。

フィードバックの伝え方のコツ

デザインやコーディングへのフィードバックは、具体的かつ理由を添えて伝えましょう。

悪い例: 「なんか違う気がします」「もっとカッコよくしてください」

良い例: 「ファーストビューの文字が小さくて読みにくいので、もう少し大きくしてほしい」「競合サイトA社のような、信頼感のある配色にしたい」

修正指示はスクリーンショットに矢印やテキストを書き込んで共有すると、認識のズレが起きにくくなります。


プロジェクト管理ツール

Backlog

Web制作の現場で最も多く使われているプロジェクト管理ツールです。課題(タスク)の登録、担当者の割り当て、期限管理、ガントチャートなどの機能があります。

Notion

ドキュメント管理とタスク管理を1つのツールで行えます。議事録、要件定義書、タスクリストを一元管理できるのが強みです。

Googleスプレッドシート

特別なツールを導入しなくても、Googleスプレッドシートでタスク管理は十分に可能です。

小規模プロジェクト(30ページ以下)ならスプレッドシートでOK。大規模プロジェクトや複数案件を同時進行する場合はBacklogやNotionの導入を検討しましょう。


よくあるプロジェクト遅延の原因と対策

遅延の原因 対策
素材(原稿・写真)の提供が遅れる 期限を明確にし、リマインドする
決裁者の承認が遅い 確認タイミングを事前にスケジュール化
途中で要件が変わる 要件変更時は影響範囲と追加費用を確認
フィードバックが曖昧 具体的な指示+スクリーンショットで伝える
社内の意見がまとまらない 窓口を一本化し、社内調整は発注者側で行う

制作期間の目安については「ホームページ制作の期間」をご覧ください。


まとめ

発注者がやるべきプロジェクト管理のポイントをまとめます。

  • 窓口を1人に一本化して情報を集約する
  • 決裁者のスケジュールを事前に確保する
  • 週1回の定例ミーティングで進捗を確認する
  • フィードバックは具体的に、理由を添えて伝える
  • 素材の準備は期限厳守。遅延の最大原因は発注者側の対応遅れ

制作会社は「作るプロ」ですが、「何を作るか」を決めるのは発注者です。発注者が適切に関与することで、プロジェクトはスムーズに進みます。