この記事の対象: 採用サイトの制作・リニューアルを検討している人事担当者・経営者
読了時間: 約6分
「採用サイトを作りたいけど、いくらかかる?」——採用サイトの費用は、作り方によって20万円から500万円以上まで大きな幅があります。
この記事では、採用サイトの費用相場を制作方法別に解説し、費用が変わる要因、応募を増やすために必要なコンテンツ、そして費用を抑える方法をまとめます。
採用サイトの費用相場
制作方法別の費用一覧
| 制作方法 | 費用目安 | ページ数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 採用向けテンプレート利用 | 20〜50万円 | 5〜8P | 短期間で制作可能。デザインの自由度は低い |
| オリジナルデザイン(小規模) | 50〜150万円 | 8〜15P | 自社撮影なし。ストック素材活用 |
| オリジナルデザイン(中規模) | 150〜300万円 | 15〜30P | プロ撮影込み。社員インタビュー充実 |
| オリジナルデザイン(大規模) | 300〜500万円+ | 30P〜 | 動画制作込み。インタラクティブコンテンツ |
コーポレートサイト内の採用ページ vs 独立した採用サイト
| 採用ページ(コーポレートサイト内) | 独立した採用サイト | |
|---|---|---|
| 費用 | 10〜30万円 | 50万円〜 |
| デザイン | コーポレートサイトに準拠 | 採用ターゲットに最適化 |
| コンテンツ量 | 1〜3ページ | 10ページ以上 |
| SEO | コーポレートサイトのドメインパワーを活用 | 独自ドメインなら育成が必要 |
| 向いているケース | 採用枠が少ない、予算が限られる | 年間10名以上の採用、複数職種 |
結論: 年間の採用コスト(求人媒体費用)が100万円を超えるなら、独立した採用サイトへの投資は十分に回収できます。
費用が変わる要因
1. 写真・動画の撮影
| 撮影内容 | 費用目安 |
|---|---|
| プロカメラマンによる写真撮影(半日) | 5〜15万円 |
| プロカメラマンによる写真撮影(1日) | 10〜25万円 |
| インタビュー動画制作(1本) | 15〜40万円 |
| 企業紹介動画制作(1本) | 30〜100万円 |
採用サイトは写真の品質がサイト全体の印象を決めるため、ストック素材よりも自社撮影を強く推奨します。撮影費用は制作費全体の20〜30%を占めることが一般的です。
2. ページ数と社員インタビューの本数
社員インタビューは採用サイトの核となるコンテンツですが、1人あたりの制作費用(取材・ライティング・写真)は3〜8万円程度。10人分なら30〜80万円が上乗せされます。
3. CMS導入
求人情報を自社で更新するためのCMS(WordPress等)導入は10〜30万円程度。採用情報の更新頻度が高い場合は必須の投資です。
4. 応募管理システム連携
ATS(採用管理システム)との連携が必要な場合、追加で10〜30万円程度の開発費が発生します。
応募を増やすために必要なコンテンツ
予算が限られる場合でも、以下の3つは最低限用意しましょう。
必須コンテンツ(これがないと応募されない)
| コンテンツ | なぜ必要か |
|---|---|
| 募集要項 | 給与・勤務時間・待遇を明示。曖昧だと不信感 |
| 社員インタビュー(最低3名) | 「一緒に働く人」の顔が見えないと応募のハードルが高い |
| 福利厚生・待遇 | 求職者が最も気にする情報の1つ |
あると差がつくコンテンツ
| コンテンツ | 効果 |
|---|---|
| 1日の流れ | 入社後の具体的なイメージを提供 |
| 数字で見る会社 | 平均年齢、有給取得率、残業時間等を可視化 |
| キャリアパス | 入社後の成長イメージを提示 |
| オフィスツアー | 職場環境への安心感 |
| 代表メッセージ | 企業理念への共感を喚起 |
デザインの参考サイトは「採用サイトのデザイン事例10選」で紹介しています。
費用を抑える方法
テンプレートを活用する
WordPress用の採用サイトテーマ(JEJENAL、JEJENAL2など)を使えば、20〜50万円でそれなりの採用サイトが作れます。デザインの自由度は下がりますが、予算が50万円以下の場合は現実的な選択肢です。
写真を自社で準備する
スマートフォンのカメラ性能が向上した現在、以下のポイントを押さえれば自社撮影でもある程度のクオリティは出せます。
- 自然光の入る場所で撮影
- 背景を整理する
- 複数カット撮影して選別する
- 加工アプリで明るさ・コントラストを調整
ただし、プロ撮影との品質差は大きいのが現実です。予算が許すなら半日でもプロに依頼することをおすすめします。
補助金を活用する
IT導入補助金や持続化補助金で採用サイトの制作費をカバーできる場合があります。詳しくは「Web制作で使える補助金まとめ【2026年版】」をご確認ください。
段階的に制作する
初年度はテンプレートで最小構成(5ページ)→ 翌年に社員インタビューを追加 → 3年目に動画を追加——と段階的に投資するアプローチもあります。
まとめ
採用サイト制作の費用をまとめます。
| 規模 | 費用目安 | おすすめの企業 |
|---|---|---|
| テンプレート利用 | 20〜50万円 | 採用枠が少ない、まず始めたい |
| 小規模オリジナル | 50〜150万円 | 年間5〜10名程度の採用 |
| 中規模オリジナル | 150〜300万円 | 撮影込み、複数職種の採用 |
| 大規模オリジナル | 300万円〜 | 動画込み、年間20名以上の採用 |
判断基準: 年間の求人媒体費用と比較して検討しましょう。媒体費100万円/年を払い続けるなら、150万円の採用サイトを作って自然流入を増やすほうが、2年目以降のコストパフォーマンスは高くなります。
費用相場の全体像は「ホームページリニューアルの費用相場」もあわせてご覧ください。
