リニューアルガイド

ホームページのコンテンツの作り方|原稿・写真の準備ガイド

この記事の対象: 制作会社にコンテンツを提供する立場の担当者
読了時間: 約7分

ホームページ制作のスケジュールが遅れる最大の原因は何だと思いますか? 実は、「原稿や写真が揃わない」ことが最も多い遅延要因です。

制作会社がデザインやコーディングを進めていても、コンテンツ(テキスト原稿・写真・動画)が揃わなければサイトは完成しません。この記事では、ホームページに必要なコンテンツの一覧と、スムーズに準備するためのガイドを解説します。


ホームページに必要なコンテンツ一覧

テキスト

ページ 必要なテキスト
トップ キャッチコピー、会社の強み、サービス概要
サービス紹介 サービス説明、料金、特徴、利用の流れ
会社概要 会社名、所在地、設立、代表者、沿革、理念
事例・実績 案件概要、課題、施策、成果
FAQ 質問と回答(5〜10個)
問い合わせ フォームの項目、プライバシーポリシー
お知らせ 最新のお知らせ記事(3〜5件)

写真

  • 代表者・経営陣の写真
  • 社員・スタッフの写真
  • オフィス・店舗の外観・内観
  • 商品・サービスの写真
  • 実績・事例に関連する写真

動画

  • 企業紹介動画
  • サービス紹介動画
  • 代表メッセージ動画

動画は必須ではありませんが、ファーストビューに動画を配置するデザインが増えています。

その他

  • ロゴデータ(AI/SVG/PNG形式)
  • ブランドガイドライン(あれば)
  • アイコン素材
  • 図表・グラフ

原稿の準備方法

制作会社にライティングを任せる場合

制作会社やライターに原稿作成を依頼する方法です。費用は1ページあたり1〜5万円が相場です。

メリット: プロの文章で品質が高い。SEOを意識した原稿が期待できる。
デメリット: 費用がかかる。社内の情報をヒアリングで引き出す手間がある。

自社で書く場合のコツ

自社で原稿を用意する場合のポイントです。

  1. 箇条書きでOK: 最初は完璧な文章を書こうとせず、伝えたいことを箇条書きで並べる
  2. お客様の言葉で書く: 「ソリューション提供」ではなく「あなたの課題を解決します」
  3. 数字を入れる: 「多くの実績」ではなく「導入企業300社以上」
  4. 1文を短く: 1文50字以内を目安に

インタビュー形式で引き出してもらう方法

制作会社がインタビュアーとなり、質問に答えるだけで原稿を作成してもらう方法です。

費用: ライティング費に加え、インタビュー費(1回1〜3万円)がかかる場合がある
メリット: 自分で書く必要がない。自然な言葉でコンテンツが作れる


写真の準備方法

プロに撮影を依頼する場合

費用目安: 半日(4時間)5〜15万円

プロに頼むべき写真:
– 代表者・スタッフのポートレート
– 商品・料理の写真(品質が売上に直結するもの)
– オフィスや店舗の雰囲気を伝える写真

撮影費を制作費に含めてくれる制作会社もあるため、見積もり段階で確認しましょう。

自社で撮影する場合のコツ

スマートフォンでも十分な品質の写真が撮れます。

  • 自然光で撮る: 蛍光灯の下ではなく、窓際の自然光がベスト
  • 背景を整理する: 不要なものが映り込まないようにする
  • 水平を保つ: スマホのグリッド線を表示して水平を確認
  • 複数の角度で撮る: 後から選べるように同じ被写体でも複数枚撮影

ストックフォトの活用

自社撮影が難しい場合は、ストックフォトサービスを利用する方法もあります。

サービス 特徴
PIXTA 日本人モデルの素材が豊富。日本の制作に最適
iStock 海外素材が中心。品質が高い
Adobe Stock Adobe CC連携。デザイナーに便利
写真AC 無料素材あり。品質は様々

注意: ストックフォトは「ありきたり」な印象を与えることがあります。重要なページ(トップ、採用等)はプロ撮影、補助的なページはストックフォトという使い分けがおすすめです。


制作会社との分担の決め方

コンテンツの準備は、見積もり段階で「どこまで自社で用意するか」を明確にすることが重要です。

作業 自社で用意 制作会社に依頼
テキスト原稿 費用削減。自社のことは自社が一番わかる プロの文章。SEO対応。費用は増加
写真撮影 費用削減。スマホ撮影OK プロ品質。費用は半日5〜15万円
動画制作 費用削減。スマホ撮影OK プロ品質。費用は10〜50万円

発注の全体的な流れは「ホームページ制作の発注の流れ」で解説しています。


コンテンツ準備が遅れないためのスケジュール管理

Web制作プロジェクトにおいて、「原稿が出てこない」はスケジュール遅延の最大の原因です。

対策

  1. 制作開始前に必要なコンテンツ一覧を洗い出す
  2. 各コンテンツの担当者と期限を明確にする
  3. 期限の1週間前にリマインドする
  4. 100%の完成を待たず、60〜70%の段階で共有する

特に4つ目が重要です。原稿が完璧でなくても、たたき台があれば制作会社がブラッシュアップできます。完璧を目指して遅延するよりも、早めに共有することを優先しましょう。

制作期間の目安は「ホームページ制作の期間」をご覧ください。


まとめ

コンテンツ準備のポイントをまとめます。

  • テキスト・写真・動画の必要なコンテンツを事前に洗い出す
  • 原稿は箇条書きでもOK。完璧を目指さず早めに共有
  • 重要な写真はプロに撮影依頼、その他はストックフォト
  • 制作会社との分担は見積もり段階で明確に
  • スケジュール遅延の最大原因は原稿の遅れ。早めの準備が吉