「WEBサイトが古くなったのでリニューアルしたい」「でも何から始めればいいか分からない」——そんなお悩みを抱えていませんか?
WEBサイトのリニューアルは、正しい手順で進めれば成果を大きく改善できるチャンスです。しかし、準備不足のまま進めてしまうと「見た目だけ変わって成果は変わらなかった」という失敗に終わることも少なくありません。
この記事では、Webディレクターとして数多くのリニューアル案件に携わってきた経験をもとに、リニューアルの進め方を6つのフェーズに分けて詳しく解説します。
リニューアルを成功させるための全体像
WEBサイトリニューアルは、以下の6つのフェーズで構成されます。
- 企画・戦略フェーズ(1〜2週間)
- 制作会社選定フェーズ(2〜4週間)
- 設計フェーズ(2〜4週間)
- 制作・開発フェーズ(4〜8週間)
- テスト・公開フェーズ(1〜2週間)
- 運用・改善フェーズ(継続)
全体のスケジュールとして、小規模なサイト(10〜30ページ)で約3〜4ヶ月、中規模(30〜100ページ)で約4〜6ヶ月が目安です。
Phase 1: 企画・戦略フェーズ
リニューアルの成否を決める最も重要なフェーズです。ここで「なぜリニューアルするのか」を明確にしましょう。
やるべきこと
- 現状分析: Google Analyticsでアクセスデータを確認。どのページが見られ、どこで離脱されているかを把握する
- 課題の洗い出し: デザインの古さ、スマホ対応、表示速度、SEO、コンバージョン率など具体的な課題をリストアップ
- 目的・KPIの設定: 「問い合わせ数を月10件にする」「PVを2倍にする」など数字で目標を設定
- ターゲット(ペルソナ)の再定義: 誰に向けたサイトなのかを改めて明確にする
- 競合調査: 同業他社のサイトを3〜5社リサーチし、差別化ポイントを見つける
よくある失敗
「とにかくデザインを新しくしたい」という漠然とした動機だけで進めてしまうケースです。リニューアルの目的が曖昧だと、制作会社への依頼時にもブレが生じ、結果として「なんとなく新しくなっただけ」のサイトになりがちです。
Phase 2: 制作会社選定フェーズ
Phase 1で整理した情報をもとに、適切な制作会社を選びます。
制作会社の選び方
- 実績の確認: 同業界・同規模のサイト制作実績があるか
- 提案力: こちらの要望を聞くだけでなく、改善提案をしてくれるか
- コミュニケーション: レスポンスの速さ、説明の分かりやすさ
- 見積もりの透明性: 項目ごとに詳細な見積もりを出してくれるか
- アフターサポート: 公開後の運用・保守体制はどうなっているか
最低3社から見積もりを取り、金額だけでなく提案内容や相性も含めて総合的に判断しましょう。制作会社の選び方については、別記事「WEB制作会社の選び方完全ガイド」で詳しく解説しています。
Phase 3: 設計フェーズ
制作会社が決まったら、具体的なサイトの設計に入ります。
- サイトマップ作成: ページ構成を決める。どんなページが必要で、どう階層化するか
- ワイヤーフレーム作成: 各ページのレイアウトを骨組みで設計
- コンテンツ整理: 既存コンテンツの棚卸しと、新規に必要なコンテンツの洗い出し
- デザインコンセプト決定: 色味、トーン、フォントなどの方向性を決定
この段階で参考にしたいデザインがあると話が早く進みます。Soreiine!!で業界別・レイアウト別にデザイン事例を探してみてください。
Phase 4: 制作・開発フェーズ
設計をもとに、実際のデザインとコーディングに入ります。
- デザインカンプ作成: PC版・スマホ版のデザインを確認・承認
- コーディング: HTML/CSS/JavaScriptでデザインを実装
- CMS構築: WordPressなどのCMSに組み込み、管理画面から更新可能にする
- コンテンツ入稿: テキスト・画像を流し込む
確認のポイント
デザインカンプの段階でしっかりフィードバックを出すことが重要です。コーディング後の大幅な修正は追加費用が発生しやすいため、この段階で「ここが違う」と感じたら遠慮なく伝えましょう。
Phase 5: テスト・公開フェーズ
- ブラウザテスト: Chrome, Safari, Edge, Firefox での表示確認
- スマホ表示確認: iPhone, Android の主要端末で確認
- リンク切れチェック: 全ページのリンクが正しく動作するか
- フォーム動作テスト: お問い合わせフォーム等の送信テスト
- 表示速度チェック: PageSpeed Insights で確認
- SEO設定確認: title, description, OGP画像 の設定
- 301リダイレクト設定: 旧URLから新URLへのリダイレクト(URL構造が変わる場合)
Phase 6: 運用・改善フェーズ
リニューアルは「公開して終わり」ではなく、ここからがスタートです。
- アクセス解析: GA4でリニューアル前後のデータを比較
- コンバージョン改善: CTAのテキストやフォームの項目を定期的に見直す
- コンテンツ更新: ブログやお知らせを定期的に更新し、鮮度を保つ
- SEO対策: キーワード順位のモニタリングと改善
公開後3ヶ月は特に注意深くデータを観察し、必要に応じて改善を加えていきましょう。
リニューアルの費用相場
リニューアル費用は規模や要件によって大きく異なります。おおまかな目安は以下のとおりです。
- 小規模(10〜30ページ): 50万〜150万円
- 中規模(30〜100ページ): 150万〜500万円
- 大規模(100ページ以上): 500万円〜
費用の詳細については「WEB制作の費用相場まとめ」をご覧ください。
まとめ
WEBサイトリニューアルを成功させるポイントは、「準備8割、制作2割」です。
- リニューアルの目的とKPIを数字で明確にする
- 現状のデータを分析してから課題を特定する
- 制作会社は最低3社から見積もりを取る
- 参考デザインを事前に集めておく
- 公開後の改善サイクルを計画に組み込む
リニューアルの準備に不安がある方は、「WEBサイトリニューアル 完全チェックリスト」を無料でダウンロードいただけます。全6フェーズ・45項目のチェックリストで、抜け漏れなく準備を進めましょう。
