この記事の対象: 構造化データの実装方法を知りたいWeb制作者
読了時間: 約7分
検索結果にレビューの星マーク、FAQの展開、パンくずリストが表示されているのを見たことはありませんか? これらは構造化データによって実現されている「リッチスニペット」です。
構造化データを正しく実装することで、検索結果での視認性が向上し、クリック率(CTR)の改善が期待できます。この記事では、主要な構造化データの種類とJSON-LDでの書き方を解説します。
構造化データとは
構造化データは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するマークアップです。Schema.orgの語彙に基づき、ページが「何について書かれているか」を明示的に伝えます。
構造化データを正しく実装すると、検索結果にリッチスニペット(星評価、FAQ、画像、パンくず等)が表示される可能性があります。
主要な構造化データの種類
Article(記事ページ)
ブログ記事やニュース記事に使用。著者、公開日、画像などの情報を伝えます。
BreadcrumbList(パンくずリスト)
サイトの階層構造を検索結果に表示。ユーザーがサイト構造を理解しやすくなります。
FAQ(よくある質問)
FAQの質問と回答を検索結果に直接表示。検索結果の占有面積が増え、CTRが大幅に向上します。
HowTo(手順解説)
料理のレシピやDIY手順など、ステップバイステップの情報を表示します。
LocalBusiness(店舗情報)
住所、電話番号、営業時間、レビューなどのローカルビジネス情報を表示。Google マップとの連携にも影響します。
Product(商品情報)
商品名、価格、在庫状況、レビュー評価を検索結果に表示。ECサイトに必須です。
JSON-LDでの書き方
構造化データの記述形式はJSON-LDが推奨されています。<script type="application/ld+json">タグでHTMLに埋め込みます。
Article(記事)の例
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事のタイトル",
"image": "https://example.com/image.jpg",
"author": {
"@type": "Organization",
"name": "Soreiine!!"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "Soreiine!!",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://soreiine.jp/logo.png"
}
},
"datePublished": "2026-03-01",
"dateModified": "2026-03-01"
}
</script>
FAQ の例
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "ホームページ制作の費用はいくらですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "規模や要件によって異なりますが、一般的な企業サイトの場合50〜200万円が相場です。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "制作期間はどのくらいですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "一般的な企業サイトの場合、2〜4ヶ月が目安です。"
}
}
]
}
</script>
BreadcrumbList の例
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{ "@type": "ListItem", "position": 1, "name": "ホーム", "item": "https://example.com/" },
{ "@type": "ListItem", "position": 2, "name": "コスト", "item": "https://example.com/cost/" },
{ "@type": "ListItem", "position": 3, "name": "費用相場" }
]
}
</script>
テストツール
Googleリッチリザルトテスト
URLまたはコードを入力して、構造化データが正しく実装されているか、リッチスニペットの対象になるかを確認できます。
Schema Markup Validator
Schema.orgの仕様に準拠しているかを検証するツール。Googleのテストでは検出されない構文エラーも発見できます。
WordPressでの導入方法
プラグインを使う方法
- Yoast SEO: Article、BreadcrumbListを自動出力
- Rank Math: FAQ、HowTo、Productなど多数の構造化データに対応
- Schema Pro: 専門的な構造化データプラグイン
テーマのfunctions.phpで実装
プラグインに頼らず、wp_headアクションフックで直接JSON-LDを出力する方法もあります。パフォーマンスを重視する場合やカスタマイズが必要な場合に有効です。
まとめ
構造化データのポイントをまとめます。
- 構造化データで検索結果にリッチスニペットを表示しCTRを改善
- JSON-LD形式での記述がGoogleの推奨
- Article、FAQ、BreadcrumbListは多くのサイトで実装すべき基本
- Googleリッチリザルトテストで実装を検証
- WordPressならYoast SEOやRank Mathで手軽に導入可能
