この記事の対象: ホームページ制作の納期を把握したい企業担当者
読了時間: 約6分
「ホームページ制作を依頼したいけど、どれくらいの期間がかかるの?」——これは発注前に最も多い質問の1つです。
結論から言えば、小規模サイトなら1〜2ヶ月、中規模なら2〜4ヶ月、大規模なら4〜6ヶ月以上が目安。ただし、この期間は「制作会社の作業時間」だけでなく、発注者側の確認・素材準備の時間も含まれます。
この記事では、ホームページ制作にかかる期間を規模別・工程別に解説します。
ホームページ制作期間の目安【規模別】
| 規模 | ページ数 | 制作期間の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LP | 1P | 2週間〜1ヶ月 | 広告連動の場合は公開希望日から逆算 |
| 小規模サイト | 5〜10P | 1〜2ヶ月 | テンプレート利用なら短縮可能 |
| 中規模サイト | 10〜30P | 2〜4ヶ月 | オリジナルデザイン+CMS構築 |
| 大規模サイト | 30P以上 | 4〜6ヶ月+ | 多言語対応・システム連携は半年以上 |
注意点: 上記は制作会社に依頼後の期間。制作会社の選定やRFP作成の時間は含まれていません。依頼先が決まるまでに1〜2ヶ月かかるケースも多いため、公開希望日から最低でも倍の期間を逆算して動き始めましょう。
各工程の所要時間内訳
ホームページ制作は、以下の工程で進行します。
工程1: ヒアリング・企画(1〜2週間)
制作会社と打ち合わせを行い、目的・ターゲット・必要なページ・機能要件を整理するフェーズです。
発注者側のタスク: 会社概要、サービス説明、競合情報などの事前共有。
工程2: サイト設計・ワイヤーフレーム(2〜3週間)
サイトマップの作成、各ページの構成(ワイヤーフレーム)を設計するフェーズです。
発注者側のタスク: ワイヤーフレームの確認・承認。この段階で構成の変更を出し切ることが重要です。
工程3: デザイン制作(2〜4週間)
トップページ→下層ページの順でデザインを制作します。デザイン修正のやり取りもこのフェーズに含まれます。
発注者側のタスク: デザイン案の確認・フィードバック。修正回数が増えるほど期間が延びます。
工程4: コーディング・CMS実装(2〜4週間)
デザインをHTMLに変換し、WordPressなどのCMSに組み込むフェーズです。
発注者側のタスク: 原稿・写真などの最終素材を提供。コーディング開始までに全素材が揃っている必要があります。
工程5: テスト・修正(1〜2週間)
ブラウザテスト、スマホ表示確認、フォーム動作テスト、リンクチェックなどを行い、不具合を修正するフェーズです。
発注者側のタスク: テスト環境での最終確認と承認。
工程6: 公開作業(数日)
ドメイン設定、サーバー移行、リダイレクト設定、GA4・Search Console設置を行い、公開します。
全体像(中規模サイトの例):
| 工程 | 期間 | 発注者の関与度 |
|---|---|---|
| ヒアリング・企画 | 1〜2週間 | ★★★ |
| サイト設計 | 2〜3週間 | ★★☆ |
| デザイン制作 | 2〜4週間 | ★★☆ |
| コーディング | 2〜4週間 | ★☆☆ |
| テスト・修正 | 1〜2週間 | ★★☆ |
| 公開 | 数日 | ★☆☆ |
| 合計 | 約2〜4ヶ月 |
詳しい進め方は「WEBサイトリニューアルの進め方完全ガイド」をご覧ください。
スケジュールが遅れる3大原因
原因1: 発注者側の素材準備が遅れる
最も多い遅延原因です。特に原稿(テキスト)の準備が遅れるケースが頻発します。「書くことが決まらない」「社内承認に時間がかかる」といった理由で、2〜4週間遅れるのはよくある話です。
対策: 制作スケジュールに「原稿提出期限」を明記し、社内の執筆担当者を事前に決めておく。
原因2: 決裁者の確認に時間がかかる
デザイン確認を複数の役員が行い、意見がまとまらない——このパターンも遅延の大きな原因です。
対策: デザイン確認の最終決裁者を1人に決める。フィードバックは全員分を集約して1回で出す。
原因3: デザイン修正が何度も発生する
「なんかイメージと違う」「もう少しカッコよく」といった曖昧なフィードバックが修正ループの原因です。
対策: 制作開始前に参考サイトを3件以上共有し、デザインの方向性を具体的にすり合わせておく。
スケジュールを短縮する方法
| 方法 | 短縮できる期間 | 注意点 |
|---|---|---|
| テンプレート・既存テーマを活用 | 2〜4週間 | オリジナリティは下がる |
| 原稿・写真を事前に準備 | 1〜3週間 | 制作前に社内で準備を完了 |
| 確認フローのルール化 | 1〜2週間 | 確認期限と決裁者を事前に決定 |
| ページ数を絞る | 1〜2週間 | 優先度の低いページは2期に回す |
最大の短縮策は「発注者側の準備を前倒しすること」です。制作会社の作業は効率化に限界がありますが、発注者側の確認・素材準備のスピードは改善の余地が大きい部分です。
まとめ
ホームページ制作期間の目安をまとめます。
- LP: 2週間〜1ヶ月
- 小規模サイト: 1〜2ヶ月
- 中規模サイト: 2〜4ヶ月
- 大規模サイト: 4〜6ヶ月以上
制作期間の約半分は発注者側の確認・素材準備にかかっています。スケジュール通りに公開するためには、制作会社に任せきりにするのではなく、発注者側も「自分たちのタスク」をスケジュールに組み込んで進めることが重要です。
発注の具体的な進め方は「Web制作の発注から公開までの流れ」を参考にしてください。費用の目安は「ホームページ制作の費用相場」で解説しています。
