リニューアルガイド

RFP(提案依頼書)の書き方|Web制作の例文テンプレート【2026年】

この記事の対象: Web制作会社への発注を控えている企業のWeb担当者・マーケティング担当者
読了時間: 約12分

「制作会社に何を伝えればいいかわからない」——Web制作の発注で最初につまずくのが、この問題です。

電話やメールで「ホームページをリニューアルしたいんですが…」と漠然と伝えても、制作会社からは的外れな提案が返ってくるだけ。何度もやり取りを繰り返し、時間だけが過ぎていく……。

こうした無駄を防ぐのがRFP(提案依頼書)です。RFPをきちんと作成するだけで、制作会社からの提案精度は格段に上がり、見積もりの比較もしやすくなります。

この記事では、RFPに記載すべき10項目をそのまま使える例文付きで解説します。「予算は書くべきか」「逆に書かないほうがいいことは何か」という、制作現場で実際に聞かれる疑問にも正面から答えます。


RFPとは?なぜWeb制作で必要なのか

RFP(Request for Proposal / 提案依頼書)とは、制作会社に提案を依頼する際の要件をまとめた文書です。

「口頭で説明すれば十分では?」と思うかもしれません。しかし実際の制作現場では、RFPの有無でプロジェクトの成否が大きく分かれます。

RFPなし RFPあり
提案精度 制作会社の推測頼み 要件に沿った的確な提案
見積もり比較 各社バラバラの前提 同一条件で比較可能
認識のズレ 制作途中で頻発 事前に防止
社内共有 担当者の口頭説明に依存 文書で関係者全員が同じ認識
追加費用リスク 高い(「聞いてない」トラブル多発) 低い(要件が明文化済み)

制作会社の側から言うと、RFPをもらえる案件は「この会社は本気だな」と感じます。提案にも力が入りますし、見積もりもより正確に出せます。RFPを書くことは、良い制作会社から良い提案を引き出すための投資です。

逆に、RFPなしで「なんとなく」始まったプロジェクトほど、制作途中で「思っていたのと違う」という衝突が起きやすい。制作会社を責める前に、自分たちが何を求めているのかを言語化する——それがRFPの本質的な役割です。

RFP作成から制作会社選定までの流れ
社内整理目的・課題・予算を言語化する
RFP作成10項目をA4で2〜3枚にまとめる
送付・質疑3社以上に送付し質問を受ける
提案比較同一条件で提案を並べて評価する

RFPを書く前に社内で整理しておくべきことは多くありません。上の4ステップのうち、最初の「社内整理」ができていれば、RFP自体の作成はそれほど難しくない作業です。

事業の棚卸しや、サイトで何を達成したいのかを整理する方法については、以下の記事が参考になります。


RFPに記載すべき10項目【項目別の例文付き】

RFPに決まったフォーマットはありませんが、Web制作案件では以下の10項目を押さえておけば十分です。各項目に「そのまま使える例文」を用意したので、自社の状況に合わせて書き換えてください。

1. プロジェクト概要

会社名、担当者名、連絡先に加え、プロジェクトの全体像を1〜2段落で簡潔にまとめます。

例文: 「株式会社〇〇(従業員数約80名・製造業)のコーポレートサイト(https://example.com)を全面リニューアルする。現行サイトは2019年に制作し、デザインの老朽化とスマートフォン対応の不十分さが課題となっている。2026年9月末の公開を目指す。本プロジェクトの社内担当は経営企画部の△△(TEL: xxx-xxxx / Email: xxx@example.com)とする。」

担当者名と連絡先は必ず書いてください。制作会社からの質問窓口が不明確だと、それだけでやり取りが遅れます。

2. リニューアルの目的・背景

「なぜリニューアルするのか」を明確に書きます。この項目が曖昧だと、提案の方向性がブレます。

例文: 「リニューアルの主目的は、Webサイト経由の問い合わせ数を現在の月平均10件から30件へ増加させることである。現行サイトは主要キーワード(〇〇、△△)で検索3ページ以降にとどまっており、SEO面の改善が急務。あわせて、採用応募数の増加(月5件→15件)も副次的な目標とする。」

「今のサイトが古くなったのでリニューアルしたい」では、制作会社は何をどう改善すればいいかわかりません。できる限り数値で目標を示すのがポイントです。数値が出せない場合でも、「問い合わせを増やしたい」「採用を強化したい」「ブランドイメージを刷新したい」といった優先順位は明記してください。

3. ターゲットユーザー

サイトの主要なターゲットを具体的に書きます。

例文: 「主要ターゲット: 製造業の調達部門担当者(30〜50代)。情報収集段階で複数社を比較検討中の層を想定。副次ターゲット: 新卒・第二新卒の採用候補者。」

BtoB企業なら「決裁権のある部長職以上」なのか「情報収集段階の担当者」なのかで、サイトの設計思想が大きく変わります。ターゲットが複数いる場合は、優先順位をつけて記載すると制作会社が判断しやすくなります。

4. 現状サイトの課題

現在のサイトで「何が問題なのか」を具体的にリストアップします。

例文:
– デザインが2019年制作時のまま更新されておらず、競合他社と比較して見劣りする
– スマートフォンでの表示が崩れるページがある(特に事例ページ)
– PageSpeed Insightsのモバイルスコアが30点台で、表示速度が遅い
– 問い合わせフォームの入力項目が多く、途中離脱が多い
– ブログの更新操作が複雑で、社内スタッフだけでは記事を公開できない

課題は「事実」を書くことが大切です。「なんとなく古い」ではなく「2019年制作」、「遅い気がする」ではなく「PageSpeed Insightsで30点台」のように、客観的に伝えられるとベストです。

5. 必須機能要件

サイトに必要な機能を「必須」と「あれば望ましい」に分けて記載します。この優先度分けが予算調整の余地を作るため、かなり重要な項目です。

優先度 機能 補足
必須 CMS(WordPress想定) 社内スタッフがブログ・お知らせを更新できること
必須 問い合わせフォーム 確認画面あり・自動返信メール
必須 レスポンシブ対応 スマートフォン・タブレットで正常表示
必須 SSL(HTTPS)対応
望ましい 事例ページの業種別絞り込み
望ましい 英語ページ(会社概要のみ)
望ましい GA4・Googleサーチコンソール連携 設定・初期計測まで

CMS名を「WordPress想定」と書いていますが、技術選定も含めて制作会社に提案してほしい場合は「CMSの種類は提案に含めてほしい」と書けば、WordPress以外の選択肢も提示してもらえます。

6. デザインの方向性

「おしゃれなサイトにしてほしい」は制作会社にとって最も困るオーダーのひとつです。具体的な参考サイトを3〜5件提示するのが最も効果的です。

例文: 「以下のサイトのデザインを参考としたい。○○.com: 余白の取り方とタイポグラフィの美しさ。△△.co.jp: 事例ページの見せ方と写真の使い方。□□.com: トップページのファーストビュー構成。全体としてはクリーンでミニマルな印象を希望するが、温かみも感じられるトーンが望ましい。」

参考サイトを提示する際は「このサイトのどこが気に入ったのか」を必ず添えてください。全体の雰囲気なのか、ナビゲーションの使いやすさなのか、写真の使い方なのか——具体的なほど提案の精度が上がります。

参考サイトを探すには、Soreiine!!ギャラリーで業界や雰囲気から検索すると効率的です。「この雰囲気が近い」というサイトを3〜5件ブックマークしてRFPに添付するだけで、デザイナーとのイメージ共有が格段にスムーズになります。

サイトの見た目だけでなく、ブランドとしてどんな印象を持ってもらいたいかを先に整理しておくと、デザインの方向性がブレにくくなります。ブランディングの整理については「Webサイトのブランディングの必要性|発注者が制作前に決めておくべきこと」で解説しています。

7. サイト構成(ページ一覧)

必要なページをリストで書き出します。完璧でなくてOKです。「抜けているページがあれば提案してほしい」と添えれば、制作会社が補完してくれます。

例文:
– トップページ
– 会社概要(代表メッセージ / 沿革 / アクセス)
– 事業内容(サービスA / サービスB / サービスC)
– 事例紹介(6〜10件。今後も追加していく想定)
– お知らせ(ブログ形式。カテゴリ分類あり)
– 採用情報(募集要項 / 社員インタビュー)
– お問い合わせ
– プライバシーポリシー
– ※上記以外に必要なページがあれば提案をお願いしたい

ページ数は見積もり金額に直結するため、「どこまでが必須でどこからがオプションか」を分けておくと予算の調整がしやすくなります。

8. 予算

予算の書き方については次章で詳しく解説しますが、RFPに記載する場合は以下のような書き方が効果的です。

例文: 「制作費の予算は100〜150万円の範囲で検討している。この予算内で最大限のパフォーマンスが出る構成を提案いただきたい。なお、年間の保守・運用費は別途検討するため、保守プランの提案もあわせてお願いしたい。」

ピンポイントの金額(「100万円です」)ではなく、幅を持たせて書くのがコツです。

9. スケジュール

公開希望日から逆算して、主要なマイルストーンを記載します。

マイルストーン 日程の目安
RFP送付 〇月〇日
質問受付期間 送付後1週間
提案・見積もり提出期限 RFP送付から2〜3週間後
制作会社決定 提案から1〜2週間後
制作開始 契約締結後
公開希望日 〇月〇日

例文: 「2026年9月末の公開を希望する。ただし品質を優先するため、多少の前後は許容する。制作会社側から見て現実的なスケジュールがあれば、あわせて提示いただきたい。」

「なるべく早く」は制作会社が最も困る表現です。具体的な日付を書くのが難しくても、「第3四半期中」「年内」のように時期を示してください。

10. 選定基準・評価方法

複数社に提案を依頼する場合、何を基準に選ぶのかを明記しておくと、制作会社も的確なアピールができます。

例文: 「以下の5項目で総合評価する。提案内容の具体性と実現可能性(配点30%)、類似業種・規模の制作実績(配点20%)、デザインの方向性の合致度(配点20%)、費用の妥当性(配点20%)、公開後の運用サポート体制(配点10%)。」

配点の基準は会社によって異なりますが、こうして数値化しておくと社内の選定会議がスムーズに進みます。「なんとなく良さそうだった」ではなく、根拠を持って制作会社を選べるようになります。


予算はRFPに書くべきか?——両方の立場から考える

RFPに予算を書くかどうかは、Web制作の発注でよく議論になるテーマです。「書くと足元を見られるのでは」という不安もあれば、「書かないと見積もりがバラバラになる」という実務上の問題もあります。

両方の立場を整理します。

予算をRFPに書く場合と書かない場合

予算を書く

  • 予算内で最適な提案がもらえる
  • 見積もりが比較しやすい
  • 予算オーバーの提案を防げる
  • 制作会社が提案に集中できる

予算を書かない

  • 先入観なしの提案がもらえる
  • 市場価格を知る機会になる
  • 足元を見られる不安がない
  • ただし見積もりの幅が大きくなる

制作現場で数多くの案件に関わってきた経験から言えば、結論は「書いたほうがいい」です。理由は3つあります。

1. 予算感がないと、制作会社は「無難な提案」しか出せない

予算がわからないと、制作会社は「高すぎて断られるリスク」と「安すぎて利益が出ないリスク」の両方を考えなければなりません。結果として、どちらにも振れない中間的な提案になりがちです。予算がわかっていれば、その範囲内で最大限の価値を出すことに集中できます。

2. 見積もりの比較が事実上不可能になる

3社に声をかけて、A社80万円・B社200万円・C社350万円の見積もりが返ってきたとします。これは「同じ案件の比較」ではなく「それぞれが想定した別の案件の比較」です。予算帯を示しておけば、各社が同じ土俵で提案を競うことになります。

3. 足元を見られるリスクは実際にはほぼない

「予算を書くと、その上限いっぱいの見積もりを出されるのでは」という懸念をよく聞きます。しかし複数社に相見積もりを取る前提であれば、どの会社も競争を意識した価格設定をします。むしろ予算を書かないことで「とりあえず高めに出しておこう」と考える制作会社のほうが多いのが実態です。

予算の書き方のコツ

予算を記載する場合は、幅を持たせる書き方が効果的です。

  • NG: 「予算は100万円です」→ 制作会社が100万円に合わせて機能を削る
  • OK: 「100〜150万円で検討中。予算内で最大限の効果が出る構成を提案してほしい」
  • OK: 「上限200万円。ただし投資対効果が見込めるなら相談可能」

予算の目安がそもそもわからない場合は、まず見積もりの内訳や費用構造を理解しておくと判断しやすくなります。費用の読み解き方については「ホームページ制作費用の内訳|見積書の読み方と比較の判断軸【2026年】」で詳しく解説しています。


RFPに「書かないほうがいい」こと

RFPは詳しく書くほど良いと思われがちですが、書きすぎると逆効果になる項目があります。制作現場での実感から、よくある「書かないほうがいいパターン」を挙げます。

技術的な実装方法の細かい指定

「ReactとNext.jsを使い、ヘッドレスCMSにはmicroCMSを採用すること」——社内にエンジニアがいて明確な技術要件があるなら別ですが、そうでなければ技術スタックの選定は制作会社に委ねたほうが良い結果になります。

書くなら「表示速度を重視したい」「社内スタッフでも更新できるCMS」のように、実現したいことを書き、手段は提案してもらう形がベストです。

デザインの過度に細かい指定

「メインカラーは#3B82F6、フォントはNoto Sans JP、ヘッダーの高さは80px」——ここまで指定すると、デザイナーの提案の余地がほぼなくなります。色やフォントはブランドガイドラインで決まっている場合を除き、「クリーンで信頼感のある雰囲気」「参考サイト: ○○.com」のように方向性で伝えたほうが、期待を超える提案が出てきます。

ページの詳細なワイヤーフレーム

「トップページの上部に16:9のスライダーを配置し、その下に3カラムで…」のようなワイヤーフレームをRFPに添付するケースがあります。一見親切に見えますが、制作会社がそのワイヤーに縛られてしまい、もっと効果的なページ構成を提案できなくなります。

ワイヤーフレームを添える場合は、「たたき台であり、より良い構成があれば提案してほしい」と必ず一文を添えてください。

他社の見積もり金額

「A社からは80万円の見積もりをもらっている」と書くと、制作会社はその金額を意識して提案を組み立てます。本来150万円の品質が必要な案件でも、80万円に合わせた妥協案が出てくる可能性があります。価格の比較は提案を受けた後にすればよいので、RFPの段階では他社の金額は伏せておきましょう。


良いRFPと悪いRFPの比較

ここまでの内容を踏まえ、同じ案件でもRFPの書き方で提案の質がどう変わるかを一覧で比較します。

項目 悪いRFP 良いRFP
目的 「サイトを新しくしたい」 「問い合わせ数を月10件→30件に増やしたい」
デザイン 「おしゃれにしてほしい」 「参考サイト: ○○.comのミニマルな雰囲気。余白を活かしたレイアウト希望」
機能 「いい感じにしてほしい」 「CMS必須(ブログ・事例ページ・フォーム)。事例の絞り込みは望ましい」
予算 記載なし 「100〜150万円で検討中」
納期 「なるべく早く」 「2026年9月末公開希望。品質優先で多少の前後は許容」
ターゲット 記載なし 「製造業の調達担当者(30〜50代)。情報収集段階の層」
技術要件 「最新技術で作ってほしい」 「表示速度を重視。社内で更新できるCMSを希望」

悪いRFPで依頼すると、制作会社は「とりあえず無難な提案」を出してきます。複数社から見積もりを取っても前提条件がバラバラで、比較のしようがありません。

良いRFPは、制作会社の提案を「同じ土俵」で比較できるようにします。結果として、より自社に合った制作会社を選べるようになります。


RFP作成の実践チェックリスト

RFPの項目は前章までで揃いました。最後に、作成時に押さえておきたい実践的なポイントをまとめます。

完璧を目指さない

RFPは「提案を引き出すための土台」であって、完璧な仕様書ではありません。わからない部分は「この点は提案に含めてほしい」と正直に書けばOKです。むしろ、わからないことを「わからない」と書けるRFPのほうが、制作会社は提案しやすくなります。

社内の決裁フローを事前に整理する

RFPには書かない情報ですが、「誰がデザインの最終決定権を持つのか」「いくらまでなら部長決裁で進められるのか」を事前に社内で決めておいてください。ここが曖昧なまま制作が始まると、デザイン案が社長のひと声でひっくり返る……という事態が起きます。

提案のプレゼン形式を指定する

「Zoomで30分」「来社でプレゼン60分」「資料提出のみでOK」など、提案の受け方を指定しておくと、制作会社も準備しやすくなります。対面プレゼンを求める場合は、遠方の制作会社が辞退する可能性がある点にも留意してください。

質問受付期間を設ける

RFP送付後、制作会社からの質問を受け付ける期間(1週間程度)を必ず設けましょう。質問が多い制作会社ほど、真剣に提案を検討している証拠です。逆に、質問が1つもない会社は、RFPをよく読まずにテンプレート的な提案を出してくる可能性があります。

NDA(秘密保持契約)の要否を決めておく

RFPには自社の経営課題や数値目標が含まれます。提案前にNDA(秘密保持契約)を締結するかどうか、社内のルールを確認しておきましょう。NDAが必要な場合はRFPにその旨を記載し、提案の前に締結を求める流れにします。

3社以上に送付する

RFPは最低3社に送付するのが鉄則です。2社だと比較の軸が弱く、5社以上だと選定の手間が大きくなります。3〜4社が最もバランスの良い社数です。送付先の選び方は、制作実績やSoreiine!!ギャラリーで自社の業界に近い制作事例を持つ会社を探すのが効率的です。

コーポレートサイトの制作事例をまとめた記事も参考にしてみてください。


よくある質問

RFPのページ数はどれくらいが適切ですか?

A4で2〜3枚が目安です。10ページを超えるような長大なRFPは制作会社の負担が大きく、かえって提案の質が下がることがあります。この記事で解説した10項目を簡潔にまとめれば、3枚以内に収まります。

社内にWeb担当者がいなくてもRFPは書けますか?

書けます。RFPに専門的な技術知識は不要です。「何が課題で、何を実現したいか」を自社の言葉で書けば十分です。技術的な部分(CMSの選定、サーバー構成など)は「提案に含めてほしい」と書いておけば、制作会社がプロの視点で補完してくれます。

RFPは何社に送るべきですか?

3〜4社がベストです。2社では比較の軸が弱く、5社以上になると提案の比較と選定に時間がかかりすぎます。送付先は、制作実績やWebギャラリーサイトを見て、自社の業界や規模に近い案件を手がけている会社を選んでください。

RFPを出してから提案が届くまでどれくらいかかりますか?

一般的には2〜3週間が目安です。質問受付期間(1週間)を設ける場合は、RFP送付から提案受領まで3〜4週間を見込んでおくと余裕があります。急ぎの場合はその旨をRFPに明記し、短縮したスケジュールを提示してください。

既存サイトがなく新規制作の場合もRFPは必要ですか?

必要です。むしろ新規制作のほうが「何を作るか」のすり合わせが重要になるため、RFPの効果は大きくなります。リニューアルであれば現行サイトが共通の参照点になりますが、新規の場合はRFPがなければ制作会社は完全な手探りで提案を作ることになります。


まとめ

Web制作のRFPに必要な10項目を、例文付きで解説しました。

  1. プロジェクト概要
  2. リニューアルの目的・背景
  3. ターゲットユーザー
  4. 現状サイトの課題
  5. 必須機能要件
  6. デザインの方向性
  7. サイト構成
  8. 予算
  9. スケジュール
  10. 選定基準

RFPは「完璧な仕様書」ではなく、制作会社から良い提案を引き出すための道具です。この記事の例文を自社の状況に合わせて書き換えれば、そのまま使えるRFPが完成します。

まずはこの10項目をA4で2〜3枚にまとめるところから始めてみてください。書き方に迷ったときはこの記事の例文をベースにすれば、制作会社とのやり取りの質が大きく変わるはずです。