この記事の対象: 製造業のホームページリニューアルを検討中の経営者・Web担当者
読了時間: 約7分
「ホームページはあるけれど、5年以上更新していない」「問い合わせはほとんど来ない」——製造業の企業からは、こうした声を多くいただきます。
製造業のホームページは、営業のデジタル化において最も費用対効果の高い投資の一つです。特にBtoB製造業では、取引先の担当者がWebで情報収集するのが当たり前になっています。
この記事では、製造業のホームページに共通する課題と、問い合わせを増やすリニューアルのポイントを事例とともに解説します。
製造業サイトの課題あるある
多くの製造業サイトに共通する課題を3つ紹介します。
情報が古い・更新されていない
最もよくある課題です。
- 制作当時の会社情報のまま(社長交代、事業所移転が反映されていない)
- 製品情報が10年前のラインナップ
- お知らせの最終更新が3年前
- ブラウザで崩れるレイアウト
更新されていないホームページは「この会社は大丈夫だろうか」という不信感を生みます。
製品情報が見つけにくい
製品カテゴリの整理ができていないケースです。
- 製品が一覧ページに羅列されているだけ
- 検索機能がない
- 型番でしか探せない(用途・素材での検索ができない)
- PDFカタログのダウンロードだけで、Web上で情報が見られない
問い合わせフォームが使いにくい
せっかく製品に興味を持っても、問い合わせで離脱するケースです。
- 必須項目が多すぎる(15項目以上)
- 問い合わせの種類(見積り・技術相談・サンプル依頼)が分かれていない
- フォームがSSL化されていない
- 送信後の自動返信メールがない
リニューアル事例5選
問い合わせ増加に成功した製造業サイトの事例を紹介します。
事例1: 金属加工メーカー(愛知県)
課題: 10年間更新なし。新規取引先からの問い合わせはほぼゼロ。
リニューアルの内容:
– 加工技術別の製品カテゴリ再構成
– 設備一覧に写真と加工能力スペックを掲載
– 技術コラム(加工事例ブログ)を月2回更新
成果: リニューアル後6ヶ月で月間問い合わせが0件→8件に。技術コラムからの流入が全体の40%を占めるように。
事例2: 樹脂成形メーカー(大阪府)
課題: PDFカタログのみ。スマホ非対応。
リニューアルの内容:
– レスポンシブデザインでスマホ対応
– 製品情報をWebページ化(PDF廃止ではなく併用)
– 素材・用途別の検索機能を追加
成果: スマホからのアクセスが3倍に増加。製品ページからの問い合わせが月5件→15件に。
事例3: 精密部品メーカー(長野県)
課題: 技術力が高いのにWebで伝えられていない。
リニューアルの内容:
– 品質管理体制(ISO認証、検査設備)の詳細ページ新設
– 加工精度を数値とビジュアルで表現
– 社員インタビューで「ものづくりへのこだわり」を発信
成果: 「精密加工 + 素材名」の検索で上位表示。大手メーカーからの引き合いが増加。
事例4: 食品加工機械メーカー(新潟県)
課題: 製品の強みが伝わらず、価格競争に巻き込まれていた。
リニューアルの内容:
– 導入事例(顧客インタビュー)を10件掲載
– 製品の動作動画をYouTubeと連携
– 課題解決型の構成(「こんな悩みありませんか?」→解決策として製品紹介)
成果: 動画コンテンツの再生回数が月間5,000回超。展示会前にWebで情報収集した上での来場が増加。
事例5: 化学メーカー(東京都)
課題: 海外からの引き合いに対応できていなかった。
リニューアルの内容:
– 日英2言語対応
– 製品データシート(TDS)のPDFダウンロード機能
– 海外向けの問い合わせフォーム(英語対応)
成果: 海外からの問い合わせが月間2件→10件に増加。アジア圏の新規取引先を3社開拓。
問い合わせを増やす設計ポイント
製品カテゴリの整理
取引先の担当者は、自社の課題を解決できる製品を探しています。
- 用途別(自動車部品向け、医療機器向け等)
- 素材別(アルミ、ステンレス、樹脂等)
- 加工方法別(切削、プレス、射出成形等)
- 業界別(自動車、半導体、食品等)
型番だけの一覧ではなく、複数の切り口から目的の製品にたどり着ける設計が重要です。
技術力の見せ方(設備紹介・品質管理)
BtoB製造業では、技術力と品質管理体制が取引の決め手になります。
掲載すべき情報:
– 主要設備の一覧(写真・型番・加工能力)
– ISO認証の取得状況
– 検査設備と検査プロセス
– 品質管理体制のフロー図
– 加工精度の実績数値
見積もり依頼の簡易化
見積もりフォームの項目は最小限にしましょう。
必須項目は5つ以下に:
1. 会社名
2. 担当者名
3. メールアドレス
4. 問い合わせ内容(選択式: 見積もり/技術相談/サンプル/その他)
5. 詳細(自由記述)
図面のアップロード機能があるとさらに便利です。
海外向け(多言語対応)
海外展開を目指す製造業にとって、英語サイトは最低限の投資です。
- 日英2言語対応(最低限)
- 製品のスペックシートは英語PDFも用意
- 海外からの問い合わせフォーム
- 海外の展示会情報の掲載
製造業サイトの制作費用目安
| 制作タイプ | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 基本リニューアル | 50〜150万円 | 10〜30ページ。レスポンシブ対応 |
| 製品検索機能付き | 100〜300万円 | 絞り込み検索。製品管理CMS |
| 多言語対応 | 150〜400万円 | 日英2言語。翻訳費用込み |
| 大規模カスタム | 300〜800万円 | ERP/基幹システム連携 |
技術コラムなどのコンテンツ運用を制作会社に委託する場合は、月額3〜15万円の運用費用が別途発生します。
まとめ
製造業のホームページリニューアルのポイントをまとめます。
- 古いまま放置は機会損失。取引先はWebで情報収集している
- 製品カテゴリの整理(用途別・素材別・業界別の複数導線)が最優先
- 技術力と品質管理を具体的な数値と写真で見せる
- 見積もりフォームは最小限の項目で離脱を防ぐ
- 技術コラムの定期更新でSEO集客を実現
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