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ブルー系Webデザイン配色事例8選と使いどころ

この記事の対象: サイトの配色を検討している担当者・デザイナー
読了時間: 約9分

ブルーは「信頼」「誠実」「清潔感」を伝える配色として、業種を問わず選ばれ続けています。Soreiine!!に掲載されているブルー系サイトを見ていくと、どの業界がなぜブルーを選び、どんな印象づくりをしているかがはっきり見えてきます。今回は実例をもとに、配色の使いどころを具体的に解説します。


ブルー系配色がこれほど選ばれる理由

ブルー系配色がこれほど選ばれる理由

ブルーが持つ色彩心理はよく知られていますが、Soreiine!!の掲載実績を見ると、それが単なるイメージ論ではなく実際の業種選択に表れていることが分かります。とりわけ目立つのが採用サイト・転職・求人の分野で、医療、事務所、コーポレートサイトといった「信頼」「専門性」を打ち出したい業種にもブルー系の実例が多く並んでいます。

採用サイトでブルーが多いのは、応募者に「安心して入社できる会社」という印象を先に与えたいからです。医療や事務所系も同じ理由で、専門性と誠実さを両立させたいときにブルーが選ばれています。一方で食品や美容のようにブルーが定番ではない業界にも実例があり、その場合は「爽やかさ」「清潔感」を狙った差別化の意図が見えます。

ブルーが使われやすい業種の傾向

ブルーが使われやすい業種の傾向

Soreiine!!の掲載実績を眺めると、ブルー系配色は大きく2つの層に分かれます。ひとつは採用サイトを中心とした「信頼・誠実を伝えたい業種」。もうひとつは食品・飲料や美容・生活用品のように、ブルーが定番色ではないからこそ「清潔感・爽やかさ」を狙って選ばれる業種です。ホテル・旅館、建築・不動産、スポーツ用品、デザイン事務所などにも実例が点在しており、ブルーは「万人受けする無難な色」ではなく、業界ごとに違う狙いで選ばれていることが分かります。

採用サイトでブルーが選ばれる理由と実例

採用サイトでブルーが選ばれる理由と実例

ここでは代表的な4件を紹介します。共通しているのは、ブルーのグラデーションを土台にしつつ、そこに差し色やタイポグラフィで企業ごとの個性を足しているという点です。

弥生株式会社の採用サイト(https://www.yayoi-kk.co.jp/company/recruiting/)は「1人の覚悟が、99%を動かす。」というキャッチコピーに合わせて、カラフルな矢印が画面を勢いよく横切るビジュアルを採用しています。ベースはブルー系のグラデーションですが、矢印だけを多色にすることで「堅実な会計ソフト企業」と「挑戦する企業文化」の両方を1画面で伝えています。ブルー単色にせず、動きを表す要素だけに彩度の高い色を足す組み方は、まじめすぎる印象を避けたい採用サイトで応用しやすい手法です。

コサウェルの採用サイト(https://cosawell-recruit.jp/)はライトブルーのグラデーションを背景に、スタッフが働く実際のオフィス写真を複数配置しています。ナビゲーション付近にレインボーカラーのアクセントラインを置くことで、多様性を暗示しながらも全体のトーンはブルーで統一。EVENTとENTRYという2つの入口を明確に用意しており、配色だけでなく導線設計としても参考になる作りです。

BuySell Technologiesの新卒採用サイト(https://recruit.buysell-technologies.com/)は、ブルーのグラデーション背景に白いカードを中央配置したシンプルな構成です。装飾を絞り、ブランドカラーのブルーだけで画面を統一することで、リユース事業を展開する企業らしい誠実さとクリーンさを伝えています。要素数を増やさず、色の統一感だけで信頼感を作る方法は、情報量を絞りたいランディングページにも転用できます。

パーソルグループのカルチャーデック特設サイト(https://www.persol-group.co.jp/special/culturedeck/)は少し毛色が違い、青色の線画イラストで壮大な山岳風景を描き、そこに「PERSOL CULTURE DECK」の文字を重ねています。手描きタッチのイラストが企業文化を「旅路」に見立てて表現しており、写真中心になりがちな採用系コンテンツの中で、イラストレーションだけでブルーの世界観を作った珍しい例です。

採用サイトでのブルーの使い分け方

ブルー単色で誠実さを出す

  • グラデーション背景+白カード
  • 装飾を絞りブランドカラーで統一
  • クリーンな企業イメージ向き

ブルー+差し色で活力を出す

  • 矢印やアクセントラインを多色に
  • 写真やイラストで人の温度を足す
  • 挑戦・多様性を伝えたい時向き

どちらの方向で組むかは、伝えたいのが「安定」か「活力」かで決めるとぶれません。

コーポレートサイトでのブルー活用実例

コーポレートサイトでのブルー活用実例

井上株式会社のコーポレートサイト(https://www.inouekabu.com/)は、鮮やかなブルーのグラデーション背景に「Borderless Spiral Solutions.」という大胆なタイポグラフィを配置しています。社屋やスタッフの写真をコラージュ風に重ねることで、電気・システム関連という事業の多角性を視覚的に表現。ブルーという信頼感のある色を基調にしながらも、写真のオーバーラップと大きな文字サイズで先進性を強調しており、堅実さと勢いを同居させたい企業サイトの好例です。

コサウェルのコーポレートサイト(https://www.cosawell.co.jp/)は「これからの_IT_に必要なのは『魅力』です。」という挑戦的なコピーと、ブルーの3DCGロゴを組み合わせています。IT企業のコーポレートサイトは技術力の訴求に寄りがちですが、ここでは感性的な価値を前面に出している点が特徴です。ライトブルーとホワイトのグラデーションで清潔感と未来感を演出しつつ、立体的な3Dロゴでテクノロジーの深みを足しています。

同じ「コサウェル」でも採用サイトとコーポレートサイトで色の使い方が微妙に違うのがポイントです。採用サイトは写真とレインボーアクセントで人の温度を、コーポレートサイトはロゴと3DCGでブランドの深みを表現しており、同一ブランドでもターゲットに応じて配色の重心をずらしています。

プロモーション・メディアサイトでのブルー活用実例

プロモーション・メディアサイトでのブルー活用実例

ブルーは企業の信頼感だけでなく、爽やかさを演出する色としても機能します。

ソダテルラボの育てる柔軟剤サイト(https://sodaterulab.jp/)は、水色のボトルを泡のパーティクルとともに画面中央に大胆に配置しています。白い泡が浮遊するビジュアルが洗濯後のふんわり感を直感的に伝えており、水色は「清潔感」と「柔らかさ」を同時に表現する色として機能しています。左サイドに縦型のナビゲーションを配置し、情報へのアクセスも整理されています。

球場グルメを楽しむスポーツメディア(https://ballparkstyle.com/)は、鮮やかなブルーの背景に食欲をそそるフード写真を3カラムのグリッドで並べています。手書き風のロゴやステッカー風のあしらいでカジュアルさを演出しつつ、背景色に球場の空を思わせるブルーを使うことで、テーマである「野球観戦」との一体感を出しています。写真点数が多いメディアサイトでも、背景色を1色に絞ることで散らかった印象を防いでいる点が参考になります。

グリッドで写真を並べるレイアウトを検討している場合は、こちらの記事も参考になります。

配色の具体的な組み方

配色の具体的な組み方

実例を横断すると、ブルー系サイトの配色パターンはおおむね次の3つに整理できます。

パターン 使い方 向いている業種
ブルー単色グラデーション 背景全面にグラデーションをかけ、白いUIパーツを重ねる コーポレート・IT・採用
ブルー+多色アクセント ベースはブルー、矢印やラインなど一部要素だけ多色に 採用・多様性を伝えたい場面
ライトブルー+白 淡いブルーと白の組み合わせで清潔感を強調 医療・美容・生活用品

いずれのパターンでも共通しているのは、ブルーを「面」として大きく使い、差し色は「点」や「線」といった小さい要素に留めていることです。ブルーの面積を広めに確保し、残りに差し色やモノトーンの写真を合わせると、実例に近いバランスに仕上がります。

配色の濃淡でも印象は変わります。井上株式会社のように彩度の高い濃いブルーを使うと力強さや先進性が前に出ますし、ソダテルラボのように淡いライトブルーを使うと柔らかさや清潔感が前に出ます。どちらを選ぶかは、サイトが「信頼」と「活力」のどちらを主軸にするかで決めるとぶれません。

差し色の選び方も実例から傾向が読み取れます。弥生株式会社やコサウェルの採用サイトのように、矢印やアクセントラインなど画面の中で動きを持つ要素だけに彩度の高い色を足すと、ブルーの統一感を崩さずに活力を加えられます。逆に、井上株式会社やコサウェルのコーポレートサイトのように装飾を絞る場合は、ブルーの濃淡とタイポグラフィのサイズだけで印象を作り込む方が、情報が整理されて見えます。

配色を検討する際は、社内のイメージだけで決めず、発注時点でどんな印象を狙うかを言語化しておくと、制作側とのすり合わせがスムーズになります。

配色が決まった後、実装段階でカードやグリッドの見せ方に迷ったら、details要素でアコーディオンを実装する方法やscroll-snapでカルーセルを組む方法もあわせて確認しておくと、配色だけでなく動きの面でも一貫性のあるサイトに仕上がります。

よくある質問

よくある質問

ブルー系の配色はどんな業種に向いていますか

Soreiine!!の掲載実績では、採用サイトをはじめ、食品・飲料、病院・医療、コーポレートサイトなど「信頼」「誠実」を伝えたい業種で選ばれる傾向が目立ちます。加えて、柔軟剤やスポーツメディアのように爽やかさを狙って採用される例もあります。

ブルーだけだと冷たい印象になりませんか

面としてブルーを大きく使う場合でも、写真やイラストを差し込むことで温度感を補えます。実例では、スタッフの働く写真や手書き風のイラストを組み合わせることで、冷たさを感じさせない工夫がされています。

ブルー系サイトで差し色はどう選べばよいですか

弥生株式会社やコサウェルの採用サイトのように、矢印やアクセントラインなど一部の小さな要素だけに多色を使う方法が実例で多く見られます。ブルーの面積を保ったまま活力を足したい場合に有効です。

同じ会社で採用サイトとコーポレートサイトの配色を変えてもよいですか

問題ありません。コサウェルの事例では、採用サイトは写真とレインボーアクセントで人の温度を、コーポレートサイトは3DCGロゴで技術の深みを表現しており、同一ブランドでもターゲットに応じて配色の重心を変えています。

ライトブルーと濃いブルーはどう使い分けますか

濃いブルーのグラデーションは井上株式会社のように力強さや先進性を出したい場面に、ライトブルーはソダテルラボのように清潔感や柔らかさを出したい場面に向いています。訴求したい印象の強度に合わせて選ぶとよいでしょう。

まとめ

ブルー系配色は、Soreiine!!の掲載実績を見ても採用サイトで多く使われており、信頼感と誠実さを伝えたい場面で選ばれる傾向がはっきりしています。同時に、柔軟剤やスポーツメディアのように爽やかさや清潔感を狙って使われる例もあり、単色の印象に頼らず「面」と「差し色」のバランスで表情を変えられる色でもあります。自社サイトの配色を検討する際は、どの印象を優先するかを先に決めたうえで、今回紹介した3つのパターンを参考にしてみてください。