この記事の対象: WordPressで運用中のサイトをShopifyへ移行するか検討している事業担当者
読了時間: 約15分
WordPressで何年も運用してきたサイトを、Shopifyに移行したい。EC強化やサーバー管理の負担を理由に、そう考える事業者は増えています。
ただ、制作会社に相談すると「移行できますよ」と返ってくるだけで、何がそのまま持っていけて、何が失われるのかを正直に説明してくれるケースは意外と少ないのが実情です。見積もりが出てきたあとに「これは含まれていません」と言われても、判断をやり直すのは難しい。
この記事では、WordPress→Shopifyの移行で実際に起きることを整理します。データの引き継ぎ、URLの変化、SEO評価の行方、具体的な移行手順、そして「そもそも移行すべきか」の判断軸まで。読み終えたとき、自社の状況に照らして進むか止まるかを決められる状態を目指します。
WordPressとShopifyは「土台」が違う──データの引っ越しではなく建て替え

「移行」と聞くと、サーバーからサーバーへデータを移すイメージが浮かびます。しかしWordPressとShopifyの移行はそれとは性質が異なります。両者はシステムの根本構造が違うため、「引っ越し」よりも「建て替え+荷物の仕分け」に近い作業になります。
| 比較項目 | WordPress | Shopify |
|---|---|---|
| サーバー | 自分で用意・管理する | Shopify側が管理 |
| URL構造 | 自由に設計できる | /products/ /blogs/ 等の固定ルールがある |
| ブログ機能 | プラグインで高機能に拡張可 | 基本機能のみ(カテゴリ階層なし) |
| EC機能 | WooCommerce等を追加して実現 | 標準搭載 |
| テーマの言語 | PHP+独自テンプレート | Liquid(Shopify独自言語) |
| セキュリティ更新 | 自分で対応 | Shopify側が対応 |
WordPressは「何でもできる汎用CMS」、Shopifyは「ECに特化したプラットフォーム」。この前提を理解しておくと、何が引き継げて何が失われるかの見通しが立ちやすくなります。
引き継げるもの──ただし「そのまま」ではない

移行で持っていけるデータはあります。ただし、ほとんどが手作業やCSV変換を経由するため、「ボタンひとつで完了」とはなりません。
記事・固定ページのテキスト
本文のテキストと画像は、コピーやCSVエクスポートでShopify側に持ち込めます。ただし以下の点に注意が必要です。
- ブロックエディタ(Gutenberg)のレイアウトは崩れる。カラム分割やボタン配置はShopify側で組み直しになる
- ショートコードは動かない。フォーム埋め込み、タブ切り替えなど、プラグインに依存した表示はすべて作り直し
- 画像のURL参照。WordPress側のサーバーを停止すると画像が表示されなくなるため、Shopifyへの再アップロードが必要
記事の数が50本を超えるなら、すべてを移すのではなく、アクセスの多い記事から優先順位をつけて移行する計画を立ててください。アクセスがほぼない記事を律義に全部移すのは、工数に見合わないことが多いです。
商品データ
WooCommerceの商品データはCSVエクスポートし、Shopifyのフォーマットに変換すればインポートできます。商品名・説明文・価格・在庫数・画像URLといった基本項目は引き継げます。
ただし、以下は再設計が必要です。
- バリエーション構造: Shopifyでは1商品あたりのオプション数に制限がある(例: 色×サイズ×素材)。WooCommerceで多数のオプションを使っている場合、構成の見直しが必要。最新の仕様はShopify公式ドキュメントで確認すること
- カテゴリ階層: Shopifyの「コレクション」は階層を持たない。「メンズ > トップス > Tシャツ」のような多階層は、コレクション+タグで表現する設計に変える
- レビュー: 専用アプリで移行する方法はあるが、完全な互換は難しい
顧客データ
名前・メールアドレス・住所などの基本情報はCSVで移行できます。ただしパスワードは引き継げません。移行後、顧客にはアカウントの再作成かパスワードリセットを案内する必要があります。
この「顧客にひと手間かけさせる」点を見落として、移行直後に問い合わせが殺到するケースは珍しくありません。移行の1〜2週間前に案内メールを送るなど、顧客への周知も移行計画に含めてください。
消えるもの──失われるのは「仕組み」と「URL」

ここからが、制作会社があまり積極的に説明してくれない部分です。
URL構造
移行で最もインパクトが大きいのがURLの変化です。
WordPressでは /company/about/ や /service/consulting/ のようにURLを自由に設計できます。一方、Shopifyでは以下のルールが固定されています。
- 商品ページ:
/products/商品ハンドル - コレクション:
/collections/コレクション名 - ブログ記事:
/blogs/ブログ名/記事ハンドル - 固定ページ:
/pages/ページハンドル
たとえばWordPressで /service/ だったページは、Shopifyでは /pages/service になります。/blog/seo-tips/ は /blogs/news/seo-tips のように階層が変わります。この変更はすべてのページで起き、外部サイトからのリンクや検索エンジンの評価に直接影響します。
WordPressプラグインの機能
WordPressで使っていたプラグインは、Shopifyでは一切動きません。Shopifyアプリで代替するか、テーマのカスタマイズで実現するか、あるいは割り切って捨てるかの判断が要ります。
| WordPressプラグインの用途 | Shopifyでの対応 |
|---|---|
| お問い合わせフォーム | Shopifyアプリまたはテーマのカスタムセクションで構築 |
| SEO設定(メタタグ等) | Shopify標準機能でおおむね対応可能 |
| 多言語対応 | 専用アプリが必要。無料枠のあるものから有料まで幅がある |
| 予約・カレンダー | 対応アプリはあるが、選択肢は限られる |
| 会員制・限定コンテンツ | アプリで部分的に実現可能。WordPressほどの柔軟性はない |
気をつけたいのはアプリの月額コストの積み上がりです。1つ1つは小さな金額でも、5つ6つと入れると無視できないランニングコストになります。アプリ同士やテーマとの干渉で表示が崩れるトラブルも起きるため、「入れれば解決」と考えず、本当に必要なものだけを選んでください。最新の料金は各アプリのページで確認すること。
テーマ・デザイン
WordPressのテーマ(PHP + CSS)はShopifyでは使えません。ShopifyのテーマはLiquidという独自言語で構成されているため、デザインはゼロから作り直しになります。
「今のデザインをそのままShopifyで再現してほしい」という依頼はよくありますが、かえってコストが膨らむことが多いです。プラットフォームが変わればできることも変わるので、移行を機にデザインや構成を見直すほうが合理的です。
WordPress→Shopify移行の手順──全体の流れと各ステップのポイント

ここまでの内容を踏まえ、実際の移行手順を整理します。制作会社に依頼する場合でも、全体の流れを把握しておくと「今どの工程にいるのか」「次に何が起きるのか」を見失わずに済みます。
手順1: 現状サイトの棚卸し
移行作業に入る前に、現在のWordPressサイトの全体像を把握します。具体的には以下をリスト化してください。
- 全ページのURL一覧(投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプ)
- 商品データの総数とバリエーション構成(WooCommerce利用時)
- 使用中のプラグイン一覧と、それぞれが担っている機能
- 検索流入の多い上位ページ(Google Search Consoleで確認)
- 外部サイトからの被リンクが多いページ
この棚卸しの精度が、後工程のリダイレクト設計とデータ移行の品質を左右します。現状のサイトにどんな課題があるかを棚卸ししてから移行に取りかかると、優先順位がつけやすくなります。リニューアル前の現状分析の進め方も参考にしてください。
手順2: 移行対象の仕分けと移行計画の策定
棚卸しの結果をもとに、「何を移すか」「何を捨てるか」「何を作り直すか」を仕分けます。
- そのまま移行: アクセスの多い記事、主要な商品データ、顧客データ
- 統合・再編: アクセスの少ない記事は類似テーマで統合するか削除を検討
- 作り直し: ショートコードやプラグイン依存のページ、お問い合わせフォーム
- 移行しない: テーマファイル、不要になったプラグイン設定
この段階で「何を移して何を移さないか」をリスト化し、関係者と合意しておくと、作業中のスコープ変更を防げます。
手順3: Shopify環境の構築
Shopifyのアカウントを開設し、テーマの選定・カスタマイズを行います。
- テーマ選定: 無料テーマと有料テーマの違いを把握し、自社に合うものを選ぶ。テーマ選びの考え方はShopifyテーマの選び方|無料と有料の判断基準で解説しています
- ページ構成の設計: Shopifyの固定ルール(
/products//pages//blogs/)に合わせたサイト構造を設計する - 必要なアプリの選定と導入: 棚卸しで洗い出した必要機能に対応するアプリを選ぶ
この時点ではまだドメインを切り替えず、Shopifyの開発用URL(xxx.myshopify.com)上で作業します。
手順4: データ移行
仕分け済みのデータを実際にShopifyへ移します。
- 商品データ: WooCommerceからCSVエクスポート → Shopifyフォーマットに変換 → インポート。バリエーション構造やカテゴリの対応づけを事前に整理する
- 顧客データ: CSVで基本情報を移行。パスワードは引き継げないため、移行後の案内方法をこの段階で決めておく
- ブログ記事: 優先度の高い記事からテキスト・画像を手動またはCSVで移行。画像はShopifyに再アップロードする
- 固定ページ: 会社概要・利用規約などの重要ページを移行し、Shopify側でレイアウトを組み直す
手順5: リダイレクト設計と登録
URLが変わる以上、旧URLから新URLへの301リダイレクトは必須です。これを怠ると、WordPressで積み上げた検索順位と被リンクの評価を丸ごと失います。
手順1で作成した旧URLの一覧と、Shopify側の新URLを突き合わせて対照表を作成し、Shopifyの管理画面にある「URLリダイレクト」機能でCSV一括登録します。詳細は次の「リダイレクト設計」セクションで解説します。
手順6: テスト・検証
ドメインを切り替える前に、以下を漏れなく確認します。
- 全ページの表示確認(PC・スマートフォン)
- 決済フローのテスト(テスト注文)
- リダイレクトの動作確認(旧URL→新URLへ正しく転送されるか)
- フォームの送受信
- 表示速度の確認
テスト項目をリスト化し、チェックシートとして管理すると漏れを防げます。
手順7: ドメイン切り替えと公開
テストが完了したら、ドメインのDNS設定を変更してShopify側に向けます。
- 切り替え前にWordPress側で最新の注文データをバックアップする
- DNSの浸透には数時間〜最大1日ほどかかるため、切り替えのタイミングは注文が少ない時間帯を選ぶ
- 切り替え直後はWordPressとShopifyが混在する時間帯が生じる。EC運営中なら注文の取りこぼしに注意する
手順8: 移行後の確認と顧客案内
公開後もやるべきことは残っています。
- 顧客への案内: パスワードリセットの依頼メールを送る。移行の1〜2週間前に予告し、切り替え後に正式案内するのが一般的
- Google Search Consoleでの確認: インデックスの状況、リダイレクトエラーの有無をチェック
- 旧サーバーの維持期間を決める: リダイレクトが安定するまでWordPress側のサーバーはすぐに解約しない。最低でも3か月程度は残しておくと安全
リダイレクト設計──SEO評価を移行先に渡すために

移行手順の中でも特に重要なのがリダイレクト設計です。ここを丁寧にやるかどうかで、移行後のSEOパフォーマンスが大きく変わります。
このフローを漏れなく実行することが、SEO評価を守る最低条件です。
Shopifyの管理画面にはURLリダイレクト機能があり、CSVで一括登録できます。ページ数が数十程度なら問題なく対応できます。ただし、以下の制約は知っておいてください。
- パラメータ付きURL(
?page=2等)のリダイレクトには対応しにくい - 正規表現でのパターンマッチはShopify標準ではできない。数百ページを一括処理するには1件ずつ登録する必要がある
- WordPress側のURL階層が深い場合、すべてのパスを漏れなく洗い出す作業だけで相当の工数がかかる
検索流入が多いページから優先してリダイレクトを設定し、アクセスがほぼないページは統合・削除も視野に入れてください。
移行すべきケースと、しないほうがいいケース

WordPress→Shopify移行はすべての事業者に向いているわけではありません。判断の目安を具体的に示します。
Shopifyへの移行が向くケース
- ECの売上を本格的に伸ばしたい
- WooCommerceの保守・更新が負担
- セキュリティ管理を自社で持ちたくない
- コーポレートサイトとECを統合したい
WordPressのままが向くケース
- ブログ・メディアが事業の中心
- 記事が数百本ありSEO資産が大きい
- 会員制や予約など複雑な機能がある
- ECの売上がなく情報発信が主目的
自社の状況がどちらに多く当てはまるかで、方向性はおおよそ見えます。
Shopifyへ移行すべき3つのパターン
パターン1: EC売上を事業の柱にしていきたい
WordPressにWooCommerceを載せてECを運用している場合、商品数が増えるほど管理負荷とサーバー負荷が増します。Shopifyは決済・在庫・配送の仕組みが標準で揃っているため、EC運営の効率は確実に上がります。月商が伸びてきた段階で移行を検討するのは合理的な判断です。
パターン2: サーバー管理・セキュリティ対応の負荷を減らしたい
WordPressは本体・プラグイン・PHPのバージョンを自分で管理する必要があります。更新を放置するとセキュリティリスクが高まり、実際に改ざん被害に遭うサイトは少なくありません。Shopifyはプラットフォーム側がセキュリティを担保するため、この負担から解放されます。社内にサーバー管理の知識を持つ人がいない場合、この理由だけで移行する価値はあります。
パターン3: コーポレートサイトとECを1つにまとめたい
会社紹介のサイトとECサイトを別々に運用していて、更新や管理が二重になっている。Shopifyなら固定ページやブログ機能を使ってコーポレート情報も掲載できるため、1サイトに統合する選択肢が出てきます。ただしShopifyでコーポレートサイトを兼ねるには設計上の工夫が必要です。この判断の基準と進め方は下記の記事で詳しく解説しています。
移行しないほうがいい3つのパターン
パターン1: ブログ・メディアが事業の中心
Shopifyのブログ機能はWordPressに比べて制限が多いです。カテゴリの階層化ができない、記事ごとのレイアウト自由度が低い、関連記事の自動表示がない。コンテンツマーケティングが集客の柱になっている事業であれば、WordPressのまま運用するほうが合理的です。
パターン2: 現時点でEC売上がほぼない
ECの売上がごくわずか、あるいはまだ始めてもいない段階でShopifyに移行すると、プラットフォーム費用とアプリ費用だけが毎月かかります。まずはWordPress上で小さくテスト販売を行い、手応えを確認してから移行しても遅くありません。
パターン3: 検索流入が安定している記事が大量にある
アクセスを稼いでいる記事が数百本規模であれば、移行コストとリスクは相当大きくなります。URLの変更によるリダイレクト作業、一時的な順位変動、ブログ機能の差──これらを天秤にかけたとき、現状維持のほうが得策であるケースは多いです。
制作会社に依頼するときの確認事項

移行を外部に依頼する場合、見積もりの段階で確認しておくべきことがあります。「移行一式」という曖昧な見積もりのまま進めると、あとから追加費用が発生する原因になります。
見積もりの範囲を項目レベルで確認する
- データ移行: 商品データ・顧客データ・ブログ記事のどこまでが対象か
- リダイレクト設定: 旧URL→新URLの対照表作成と登録は誰がやるのか
- デザイン: 新規デザインなのか、既存デザインの踏襲なのか
- テスト: 移行後の動作確認・決済テスト・表示検証はどこまで含まれるか
- 顧客への案内: パスワードリセット通知や移行告知の対応は範囲内か
制作会社によって「移行」に含む作業範囲はまったく異なります。何が含まれ、何が含まれないかを項目ごとに確認してください。追加費用が発生しやすいポイントについては、修正回数と追加費用の考え方も参考になります。
移行期間の目安
| サイト規模 | 商品数の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 小規模EC | 50点以下 | 1〜2か月 |
| 中規模EC+コーポレート | 50〜300点 | 2〜4か月 |
| 大規模EC+ブログ多数 | 300点以上 | 4〜6か月以上 |
この期間にはデザイン制作・データ移行・テスト・リダイレクト設定・顧客案内がすべて含まれます。「データ移行だけなら2週間」と言われても、前後のテストや切り替え作業を入れれば倍以上かかるのが普通です。
移行プロジェクトが途中で停滞する原因は、技術的な問題よりも「社内の誰が何を判断するか決まっていない」ことのほうが多いです。担当者の決め方と社内体制の作り方は、移行に着手する前に整えておくことをすすめます。
よくある質問

WordPressのSEO評価はShopifyに引き継げますか?
301リダイレクトを正しく設定すれば、検索エンジンに「このページは移転しました」と伝えられます。ただしURL構造が変わるため、一時的に検索順位が変動することはあります。リダイレクトの設定漏れがあると評価が分散して順位が下がるため、旧URLの一覧を事前にすべて洗い出すことが重要です。
WooCommerceの商品データはそのまま使えますか?
CSVでエクスポートしたあと、Shopifyのインポートフォーマットに合わせて列名や構造を変換する必要があります。商品名・価格・在庫数・画像URLなどの基本項目は移行できますが、バリエーションの構造やカテゴリ階層はShopifyの仕様に合わせた再設計が要ります。
移行中にサイトを止める必要がありますか?
Shopify側で新サイトを構築しておき、準備が整った段階でドメインを切り替える方法が一般的です。この方法なら旧サイトを稼働させたまま作業できます。ただし切り替え時にはDNS浸透のタイムラグがあり、数時間から最大1日ほど、一部ユーザーに旧サイトが表示される可能性があります。EC運営中なら、注文の取りこぼしを防ぐために切り替えのタイミングを慎重に決めてください。
WordPressのブログ記事はShopifyでも同じように運用できますか?
テキストと画像は持ち込めますが、Shopifyのブログ機能はWordPressに比べて制約があります。カテゴリの階層化ができない、記事ごとのレイアウト自由度が低い、関連記事の自動表示がないなどの違いがあります。ブログが集客の柱になっているなら、移行前にこの機能差を把握したうえで判断してください。
移行にかかる費用はどれくらいですか?
サイトの規模・商品数・デザインの作り込み度合い・リダイレクト対象ページ数などの条件で大きく変わります。データ移行だけであれば比較的少額で済みますが、デザインの作り直しとリダイレクト設計を含めると、新規にShopifyサイトを構築するのと同程度の費用になることも珍しくありません。複数の制作会社から見積もりを取り、作業範囲と含まれる項目を比較したうえで判断してください。
まとめ
WordPress→Shopifyの移行は、ECを事業の中心に据える判断とセットで考えるプロジェクトです。商品データやテキストは引き継げますが、URL構造・プラグイン機能・テーマはそのまま持っていけません。リダイレクトの設計を怠れば、検索エンジンからの評価を失うリスクもあります。
移行の手順は「棚卸し → 仕分け → 環境構築 → データ移行 → リダイレクト設定 → テスト → 切り替え → 移行後確認」の8ステップです。どの工程も省略できませんが、特に棚卸しとリダイレクト設計の精度が移行の成否を分けます。
移行するかどうかの判断は「Shopifyでできないことを受け入れられるか」が基準になります。ブログ機能の制約、URL構造の変更、アプリ費用の積み上がり。それらを把握したうえで、ECの基盤としてShopifyを選ぶ理由が自社にあるかどうかを見極めてください。
制作会社に相談する前に、自社サイトの現状──ページ数、記事数、商品数、検索流入の多いページ──を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、想定外の追加費用を防ぐことにつながります。


